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「デッドマン・ウォーキング」。

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【デッドマン・ウォーキング】

出演: スーザン・サランドン, ショーン・ペン, ロバート・プロスキー

  • 監督: ティム・ロビンス
  • 形式: Color, Widescreen
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: パイオニアLDC
  • DVD発売日: 2002/02/22
  • 時間: 123 分
  • ルイジアナ州ニュー・オーリンズ。セント・トマスの希望の家で働くシスター・ヘレン(スーザン・サランドン)は死刑囚、マシュー・ポンスレット(ショーン・ペン)から何度か手紙を受け取る。マシューは相棒と二人でカップルを惨殺し、州立刑務所に収監されていた。死刑囚と会うのは初めての経験だったが、ヘレンはマシューの求めに応じ刑務所を訪れ、彼と面会する。傲慢で冷酷そうなマシューは印象こそ悪かったが、共犯者が無期懲役なのに、不利な証拠が重なって彼だけ死刑が確定したという事実に彼女は疑問を持つ。
    ____________________________

    1995年公開(日本では1996年)のアメリカ映画です。主演はスーザン・サランドン、ショーン・ペン。

    今年最後のレビューが、この作品になりました。いつこれのレビューを挙げようかと散々迷っていたのですが、2、3日前にスカパーであってたのをたまたま観てしまって、改めて感動した次第です。楽しい内容の作品ではありませんが、「人間の価値」と言う物を考えさせられる素晴らしい作品だと私は思います。

    「死刑制度」の是非をテーマに置いた本作品。一人のシスターが、死刑囚から受け取った手紙を目にし、彼に逢いに行った事から始まります。
    このシスター役を演じたスーザン・サランドン。『依頼人』などでも素晴らしい演技を見せてくれる、実力派女優です。それと死刑囚役のショーン・ペン。青く不思議な瞳が魅力的な彼もまた個性派俳優ですね。シスターと死刑囚と言う立場の2人には恋愛関係こそ成り立っていませんが、恋人よりも肉親よりも深く心の奥で繋がっていたのではないでしょうか。

    相棒と2人でカップルを惨殺し、相棒は無期懲役になり自分だけが死刑と言う理不尽さに憤り、傲慢で高飛車な態度を崩さないマシューに、初めの内こそ戸惑い憤慨しながらも、彼の孤独、悲しみ、絶望を徐々に理解して行くヘレン。そして、死刑執行まで彼の精神的支えになろうと決めた彼女ですが、その心情はどうだったのか。特赦審問会での嘆願をも却下された後に被害者の家族に会いに行ったヘレンは、そこで愛する息子・娘を惨殺された家族の嘆きを目の当たりにし、その後にTVに出演し知事に直談判するためのマシューの非政治的な発言を観たヘレンの動揺は、神に仕える者としてのそれではなく、普通の人間としての怒りだったと思います。
    彼女がシスターではなかったら、マシューに対する気持ちももっと違った物になったと思いますし、殺された遺族側の立場だったらこれもまた全然違っていたでしょう。

    死刑制度が果たして善なのか悪なのか。この答えは私達人間に出す事は到底出来ないと思います。この映画を観ながら感じたのは、私はあくまでも被害者側に立ってしか考える事が出来なかったと言う事です。かと言って、マシューを救ってあげたい(精神的に)と言うヘレンの気持ちもわからないと言う訳ではありません。でもやっぱり私が観て感じた事は、やっぱりヘレン自身も遺族側に寄っていたんじゃないかと思うんですよね。これは私の客観的な印象なので、観た方それぞれの取り方はあると思いますが・・・。

    死刑が確定し、真実をヘレンに告げたマシュー。死刑台に縛られ執行直前にマシューの口から出た、遺族への謝罪の言葉。
    「罪を悔い改める事で、魂は救われる」と言いますが、本当にこれでマシューは救われたのでしょうか?それと、マシューの処刑に立ち会った遺族達は、マシューの処刑を見る事で救われたような気持ちになれたのでしょうか?
    「死刑囚は人間ではない。モンスターだ。」と言う台詞が何度も出て来ます。人間が人間を殺すと言う所業は、何物にも劣る行為だとは思うのですが「モンスター」と言う表現には首を傾げてしまいます。かと言って、そうではないのかと問われると答えに詰まってしまうのです。
    死には死をもって贖う・・・と言う考えに絶対的賛成かと言うとそうでもありませんが、だからと言って死刑制度に反対と言う訳ではありません。ただ、人間が人間を処罰するのには、どうしても限界があるんだと思うのです。例えば、マシューは死刑になったのに、その相棒である人間が、実際に殺人に関わっているのに無期懲役に服していると言う点に於いても、人間の不完全さを表しているのではないでしょうか。

    今年も色々な悲惨な事件がありました。日本には死刑制度が実在しています。「極刑」を下された囚人のご家族にとっては、本当に辛い出来事だったと思います。でも、それによって命を絶たれた被害者にも未来はなく、ご遺族の方に至っては絶望的な現実と向き合って行かなければならないのです。
    皆さんもこの映画を通じて、「命の尊さ」「人間の尊厳」を再度考えて頂きたいと思います。

    ・・・って、暗い話で締め括ってごめんなさい(><;
    こちらへ移って来て約4ヶ月足らず、FC2の時からのお付き合いの方に至っては半年に渡って仲良くして頂きました。
    11月くらいからちょっと情緒不安定になり、今も良かったり悪かったりを繰り返している毎日ではありますが、何とか頑張ってこれからも書いて行こうと思っています。どうか来年も、変わらず仲良くして下さいネ♪ そして今年は本当にありがとうございましたm(_ _)m

    では皆様、Have a nice Movie's Day!!☆

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