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「ブラック・レイン」。

ブラック・レイン DVD ブラック・レイン

販売元:パラマウント ジャパン
発売日:2006/04/21
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今回の100本映画の中で、松田優作の映画を何本か観ました。

彼が亡くなって何年になるでしょうか・・・。私は彼の大ファンで、あの独特の演技が苦手だと言う方も多いですが、私は彼のあの圧倒的な存在感が堪らなく好きなんですよ。彼の訃報を聞いた時はあまりのショックで、当時勤めていた会社を休んでしまったほどでした。

当時は彼の出演した映画やドラマを好んで観ていたのですが、最近はかなり遠ざかっていて、それを思い出すためにも今回彼の映画を率先して観ましたが、この作品を観るのをすっかり忘れていました^^; 彼の遺作となったこの作品は、1989年公開のアメリカ作品です。

解説: レストランで偶然にヤクザの殺人に出くわしたニック(ダグラス)とチャーリー(ガルシア)両刑事は、その犯人佐藤(松田)を日本に護送するが、大阪空港で逃げられてしまう。府警の松本(高倉)の監視下、警官としての権限の無いまま捜査を見守る彼らだったが、佐藤はそれを嘲笑うかの如く、自ら刺客となって二人の前に現れるのだった。

原題 BLACK RAIN
製作年度 1989年
上映時間 125分
監督 リドリー・スコット
出演もしくは声の出演 マイケル・ダグラス高倉健アンディ・ガルシア松田優作ケイト・キャプショー若山富三郎

この作品で松田優作は、日本でも世界でも一目置かれるスターとなった訳でありますが、敢え無く他界。万人に惜しまれながらこの世を去ったんでよね・・・(涙)。

松田優作は主役ではありません。悪役で脇役です。でも、その鬼気迫る演技力で、完全に居並ぶ主役陣を喰いまくりでした。
主役は、ハリウッド俳優のマイケル・ダグラス。マイケルと行動を共にし、協力して松田優作を追う日本人警察官役に高倉健。その他にも、アンディ・ガルシア(!)、若山富三郎、安岡力也など、豪華キャストのオン・パレードなんです。監督はリドリー・スコットですが、注目して頂きたいのは撮影総指揮を執ったこのお方、ヤン・デ・ポン!ハード・ボイルドを撮らせたらピカイチの彼^^ この映画においても、彼の才能はあます所なく発揮されてたと思います。とにかく、ダークな雰囲気がたっぷりの仕上がりでした。

キャストからもおわかりでしょうが、この作品はアメリカと日本のコラボ作品です(合作にはなってませんが)。もちろんの事、ロケ地として日本の関西地区が多く使われました。このロケを実際目にした人はラッキーだったろうなぁ。マジで羨ましい。
ラスト直前の、マイケルと松田のバイク攻防戦で使われた田園(葡萄畑みたいな??)は、どう観ても日本の風景ではなかったと思ったら、サンフランシスコ郊外の私有地で撮影されたんだそうです^^; あのシーンだけは観てて違和感があったので、この事を後に聞いた時には納得出来ました。

さて、松田優作が演じた役の「佐藤」についてですが、この役は初め、奥田瑛二にオファーが来ていたらしいのですが、スケジュールの都合がつかなかったために断り、急遽オーディションでの応募になったとか。このオーディションに来た俳優陣の顔触れと言うと、萩原健一、根津甚八、小林薫などがいたそうですが、この層々たるメンバーの中から見事役を射止めたわけなんですよね~。
この時既に癌に侵されていたらしく、この事実を知っていたのは安岡力也のみだったそうです。観て頂ければわかると思いますが、この作品の時の松田優作はげっそりと頬がこけ、ギラギラとした目が凄く不気味なんです^^; 彼にはこれが、自分の遺作になるだろうとわかっていたんじゃないかと思います・・・。

スタントなしであのアクション・シーンを成し遂げた松田に対して、アメリカ側のスタッフはかなり驚き賞賛したそうですが、これを当たり前の事と受け流した松田優作は相当クール^^; この作品のラストは、クランクアップした後に変更されると言う事になり、松田にも撮影変更の意思を伝えたらしいのですが、「もうあの作品からは気持ちが離れてるから」と言って断ったらしいんです(笑)。いや~~・・・、クール過ぎますよ、優作さん(亡くなった人に言っても仕方ないんですけどね)^^;
この作品によりその才能を世界に認められる事となった彼には、次回作のオファーも来ていたらしいのですが(ショーン・コネリー監督、ロバート・デ、ニーロ主演の映画)、公開直後に帰らぬ人となってしまいました。日本映画界は、偉大な俳優を失ったわけですよね(TT)

とにかくこの映画の素晴らしさは、一度観て頂かない事には言葉では書き尽くせません。
私は松田優作のファンなので、ついつい偏ったレビューになってしまいましたが、主演のマイケル・ダグラスやアンディ・ガルシア、高倉健などの演技も本当に素晴らしく、これだけでも凄い作品だと言う事は充分にわかって頂けると思います。
ハード・ボイルドな作品は敬遠されがちかも知れませんが、この作品は皆さんに是非観て頂きたいです。それだけ価値のある素晴らしい作品です。

1400万$と言う、最近においては低予算とも言えるこの予算で、これだけの映画が撮影出来るんです。お金をかければ良い作品が撮れるなんて言う概念を捨て、後世に残る良い作品を作って行って欲しいと願わずにはいられません。

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コメント

おはようございます!
ハードボイルドはちょっと苦手な私ですが、これは面白かったですよ~。
若手刑事を演じるアンディ・ガルシアの最後には大ショックでしたぁ。
でも、やっぱり鮮烈に印象に残っているのは松田優作さんの演じる「佐藤」ですね。遺作だから何かと話題になる作品ですが、それでなくともあの気迫がピリピリと伝わってくる何ともいえない不気味な演技には脱帽・・・凄い人だぁ!って思いました。
私はこの作品を亡くなって随分経ってから観たのですけど、本当に貴重な逸材を亡くしたのだなぁ・・・と残念でありませんでした。
この作品の後でも日本映画やハリウッド映画で活躍する彼の姿が観たかったですね・・・。
でも、遺作でこれだけ鮮烈に最高の演技を残して去れる俳優さんがどれだけ居るでしょう・・。その点では華々しく最後の花道を飾れて俳優としては最高の最後だったのではないかなぁと思いマス。
田園風景・・・日本じゃなかったんですね。確かに違和感ありましたね。あとこの映画にまつわる色々なエピソード、知らないものばかりだったので、読んでいてとっても興味深かったです。
こういう裏話には本当にうといので、勉強になります♪これからも色々教えてくださいね!

そういえば、FC2の方に3つ目のコメントが入ってましたね。
奴ではなかったですか?ちょっと心配しています・・・。

投稿: でごいちママ | 2007年10月30日 (火) 07時19分

◆でごいちママさんへ

本当にこの作品の時の松田優作の演技は、どの作品の時の彼より数倍迫力が違いました。もし松田優作がいきていたら・・・と思うときはありますが、彼のあの性格です^^; もしかしたら大変な事になっていたかも(。。;)とも思うので、夢は夢で終わって良かったのかもとも思います^^; ホラ、ハリウッドって、まだまだ差別的な部分が濃いじゃないですか^^; だからどう見ても、あの当時の松田優作が、ハリウッドにすんなり受け入れられたか・・・と言う部分にはどうしても危惧を感じずにはいられません。まぁ、どちらにしても結果論でしかないんですけどね^^;
しかし、日本の映画界にとっては、相当の痛手である事には変わりありません。本当に本当に残念です・・・(涙)。

私は、こう言う裏話が大好きなんです(笑)。「ロードショー」も隅から隅まで読んでますが、「ムービースター」も同様に定期的に購入し読んでいます。ワイドショーなノリの「ムービースター」には、正規で知り得る事が出来ないような裏話も載っているので、ついつい同じような内容の号であっても買ってしまうんです~^^; 私の知り得る限り、入手出来る限りの情報で良かったら、ジャンジャンバリバリ書いて行きますので読んで下さいね♪

FC2の方のコメントですが、今の所は大丈夫ですよ^^ 「非公開コメントは受け付けません」と書いているので、もしあの記事を読んだとしてもヤツにはコメントを残せないと思います。そこまでの度胸はヤツにはないでしょう^^
あの記事を書いて、1週間以上が経ち、もう反応はないかな・・・と思います。そろそろ撤退しようかなぁとも考えているんですが・・・。今週一杯まで様子見て、決めようと思っています。
でも今までコメントを残して下さった方々(でごママを含めてです)には、温かいコメントばかりで感謝しています。中には、心無いコメントを貰った経験があると言う方もいらっしゃって、それでもブログを続けていらっしゃる強さには見習わなければいけないなぁと反省させられもしましたよ^^; でごママにしてもその方にしても、本当に偉いですよ~。

投稿: クロエ | 2007年10月30日 (火) 08時05分

ムービースターですか~。私読んだ事無いです・・・。
今度読んでみようっと♪
確かに・・・松田優作さんがハリウッドで叩かれる姿は見たくないですね。クロエさんのように大ファンなら余計ですね^^ 私はにわかファンなので~~~。

コメント、違ったのですね。安心しました♪
でも、やっぱりあっちは閉鎖しちゃうんですか・・・・。
残念でなりません。 戻って来たらいいのに~~。もう言うなって?
私は強くないですよ^^; 堂々と立ち向かえるクロエさんの方がよっぽど強いと思いマス。私はどちらかというと事なかれ主義なので、頭にきても胸にしまい込んできっと受け流してしまうと思いマス。でも、そのかわりずっと傷として残るんでしょうね^^;
ま、今回の件はクロエさんに軍配が挙がったと思いますよ~。
もう私のブログにも訪問していないようですし。
私達同様、奴にとってももう二度と見たくないブログな事には間違いないでしょう。


投稿: でごいちママ | 2007年10月30日 (火) 10時07分

松田優作の作品は、実はマジマジと見た事がありません(汗)
でも、この作品は知ってる事は知ってます。

(゜O゜;アッ!唯一、探偵物語だけは見たような気が・・・

幼少期に、なんでだったか忘れましたが腎臓を片方潰したとか。
それをきちんと治さなかったのが、癌の原因にもなったんじゃないかと
いうお話を誰だったか忘れましたが、聞いたような・・・

ドラマで、花より男子を見て喜んでた花毬は後で松田優作の息子が
でていたと知り、(ノ゜⊿゜)ノびっくり!!
やはり、父の名は大きすぎる程大きいのでそれに負けず超える
俳優になって欲しいなと思いました。

??r(・x・。)アレ???なんかだんだん話がずれてるし・・・・
笑ってごまかそう( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

投稿: 花毬 | 2007年10月30日 (火) 10時09分

◆でごいちママさんへ

是非1度読んでみて下さい^^ ゴシップ誌みたいな感じで、とても楽しいですよ!お値段的にも手頃だし。

FC2の方は、とりあえず一旦閉鎖しようと思います。もしかしたら、来年にでも新たに活動するかも(あくまでも「かも」ですよ?)ですが、ココログの方も楽しくなって来てる事は本当なんです^^; FC2の方が魅力的な要素が沢山ありますが、こちらのオープンでお手軽、面倒な操作が全くいらないと言うトコは、元来面倒臭がりの私にはピッタリかも知れません(笑)。

ヤツは、暫くは大人しくはするでしょうが、貴女の方へ全く訪問しないと言う事は考えにくいですね~^^; さすがにコメントを残す事はないかも知れませんが、やっぱり貴女の事は忘れる事は出来ないと思います。
でも、そんなのはどうでも良いです。とにかく、実害さえなければ良いんですから^^ あんなヤツの事は、1日も早く忘れましょうね^^

それと、私は強くないですよ(笑)。ただ、でごママとのあの事がなければもう敢えて何もするつもりはなかったのですが、あの件は絶対に許せませんでした。思い出す度にムカっ腹が立ちますが、一矢報いた気分になれたので(自己中心的ですね・笑)満足はしてます。あの記事を、自分のブログのコメント欄に書かれなかっただけでも、ありがたく感じて欲しいものです(うわ~黒~)。
もうあんなヤツの事は気にしないで、楽しくやって行きましょうね^^

◆花毬さんへ

おっと~、花毬さんもこの映画は観ていましたか~。嬉しいですね~^^

松田優作の息子2人も俳優にはなったものの、2人共ちょっと微妙な個性派俳優です。父の優作のイメージがあまりにも強烈過ぎて、物足りない感じは否めません。決してハンサムとは言えない父親と、美人とは言い難い母親の遺伝子を見事に受け継いだ2人の息子の容貌は、どちらかと言うと「不気味」^^; しかも、両親のように強烈じゃないので、何だかボヤけた印象なんですよ。でも、2人とも演技力はそこそこなので、当たる監督や演出家によっては、才能を開花させて行けるかも知れませんね^^

でもでも、映画苦手の花毬さんが、この映画を知っているなんて驚き&感激でしたよ~♪

投稿: クロエ | 2007年10月30日 (火) 13時00分

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