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「どろろ」。

どろろ(通常版) DVD どろろ(通常版)

販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
発売日:2007/07/13
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邦画を私が観る事は、ちょっと以前までは本当に稀でした。でも最近は、邦画もかなり進化しましたね^^ 撮影技術や俳優人の演技力はまだまだ及ばないにしても、内容はなかなかな物に仕上がるようになったと思います。

この記事で挙げる「どろろ」ですが、まぁ色んな意味で話題になった作品でもあります。ロケはニュージーランドで行われたらしく(本当はモンゴルを予定していたらしいのですが、天候や気温の問題で変更になったそうです)、内容は言わば「ファンタジー」。制作費は20億円と破格で、「手塚作品の実写化」と言う事もあり、制作側もかなり熱が入っていたみたいですね^^;

この作品の原作となる手塚治虫の「どろろ」は、連載当時はかなり冷遇されていたらしいですね。私もこの作品を知ったのは、社会人になってからでした。どちらかと言うと、私はあまり手塚作品には興味がなくて、かの有名な「ブラック・ジャック」もパラ読み程度しかした事がありませんでした。最近になって友達に借りて全巻読破しましたが(笑)。モチロン、「どろろ」が手塚作品だと言う事は、この映画が話題になるまで全く知らなかったんですよ^^; 手塚ファンの方からすると、吊るし上げモンですね(笑)。

私がウケたのは、「どろろ」と言うタイトルなのに、主役は百鬼丸だって事です(笑)。語呂合わせがどろろの方が良かったんでしょうね^^

解説: 昭和42年「週刊少年サンデー」で発表された手塚治虫の最高傑作とも言われている怪奇漫画を実写映画化したアクション時代劇。体の48か所を魔物に奪われた百鬼丸が、体を取り戻すために男装した泥棒“どろろ”とともに魔物退治の旅に出る。主演の百鬼丸役に『涙そうそう』の妻夫木聡、どろろ役に『県庁の星』の柴咲コウを迎え、初の本格的なアクションを披露する。男女間の微妙な心情を強調したドラマや総製作費20億円以上を投入した驚異の映像が見もの。

戦国の世を憂う武将の醍醐景光(中井貴一)は、乱世を治める力を得るため、自分の子である百鬼丸(妻夫木聡)の体から48か所を魔物に差し出してしまう。やがて体の一部を取り戻せることを知った百鬼丸は、魔物退治の旅に出る。一方、コソ泥のどろろ(柴咲コウ)は百鬼丸の強さの象徴である妖刀を奪うため、彼を追いかけ始める。 (シネマトゥデイ)

製作年度 2007年
製作国・地域 日本
上映時間 138分
監督 塩田明彦
製作総指揮
原作 手塚治虫
脚本 NAKA雅MURA塩田明彦
音楽 安川午朗福岡ユタカ
出演もしくは声の出演 妻夫木聡柴咲コウ瑛太杉本哲太土屋アンナ麻生久美子菅田俊劇団ひとりきたろう寺門ジモン山谷初男でんでん春木みさよインスタントジョンソン中村嘉葎雄原田芳雄原田美枝子中井貴一

私は元々妻夫木君のファンですが、百鬼丸に扮した彼には悩殺されました!素敵なんですよ~~~うふ 少し格好つけ過ぎ?とも思いましたが、百鬼丸の生い立ちを考えたら、あのくらいのクールさは当たり前かと納得出来ました^^

それに比べて、どろろを演じる柴咲コウのきったない事!一応女でありながら少年に扮していると言う設定なのですが、とにかく汚い!!あれじゃ、色気も何も感じないでしょうけど、この共演がキッカケでラブラブになったこの2人。撮影時と元に戻った時のギャップの激しさが良かったんでしょうか(笑)。

ファンタジー仕上げとあって、何でもあり状態です。父親の野望のために身体の機能の48箇所を失って産まれて来た赤ん坊が、寿海と言う男に拾われ育てられます。百鬼丸と名付けられ逞しく成長した百鬼丸は、父親が死んだ後に聞こえて来た不思議な声に導かれ、自分の失われた身体の部分を取り戻すべく旅に出ます。身体を取り戻す条件は、「失った部分の数だけ、左手に仕込んだ刀で妖怪を斬る事」。旅を続ける百鬼丸の前に、こそ泥を稼業とする少年が現れます。百鬼丸の左手に仕込んである刀に興味を持ち、付き纏うこの少年はいつしか百鬼丸の通り名の「どろろ」を自分の名前にし、百鬼丸の妖怪退治に付き合い、いつしかお互い心を開くようになるのですが・・・。

いつものようにあらすじを書き始めたらキリがないので止めますね^^; 凄く楽しく観れた作品でした。特撮やCG使いの不味さは今後の課題としての反省点はあるでしょうが、邦画でここまでやれるとは正直驚きましたね。人物背景も原作があるおかげなのかしっかりしていて、改めて手塚治虫の偉大さを感じさせられました。

何と言っても、妻夫木君の演技が良かった(こればっかり・笑)!対する柴咲コウは、私的にはちょっと残念だったかな^^; 彼女は私も注目している女優ですが、今回のこのどろろ役は、彼女じゃなくても良かったような気がしました。でも結果的には興行収入34億円と言う大成功を収めた訳ですから、この起用は良かったんでしょうが・・・。

脇役もがっつりと固めていました。百鬼丸の実の父親である醍醐景光役に中井貴一、母親の百合役に原田美枝子、養父の寿海役に原田芳雄、百鬼丸に道を示す琵琶法師役に中村嘉津雄と、豪華人を揃えています。主役2人の演技も然る事ながら、最近めっきり悪役が板について来た中井貴一の演技も良かったですよ~。助演男優賞モノですよ、私に言わせたら^^; 中井の悪役と言えば「陰陽師Ⅱ」が記憶に新しいですが、「陰陽師」で悪役を演じた真田広之の演技があまりにも良かったので、ちょっと物足りない感じがしました。でもこの景光役は、出番は少ないものの主役2人を喰ってしまう存在感だったと思います。養父役の原田芳雄は文句なし!何てったって、中学生の頃から私は彼のファンなんです(笑)。昔も本当に大好きでしたが(特にあの声が!)、年を重ねて本当に素晴らしい役者さんになったと思います^^ 悪人・善人どちらもこなせるあの不敵な面構えが何とも・・・(笑)。

一作目が大好評だったので、続編制作の予定があるとか。続編で1作目を越える作品が出来た試しがありませんが、新たなる新境地を開いて、これ以上の出来を期待したいと思います。これからが日本映画界の底力が試されるのでしょうね。頑張れ~~!!^^

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コメント

はい、観てません (; ̄ー ̄A アセアセ・・・ (こればっかり)
かなり面白そうですね!確かこれ、日活で撮られた作品では?
母の勤める編集室でもかなりいい!と話題になっていた作品
だったと聞いています。
これはみなければ!!!
でも、本当に最近は邦画も侮れませんよね。面白いし、技術も
かなり良くなってきてマス。
私は中井貴一と佐藤浩市のタッグものが好きです~~~。
佐藤浩市のあの熱さが好きなんですねぇ~。
いつでしたっけ、中井貴一が賞を獲った時、中井貴一以上に
感激して大泣きしていた彼の姿に、本当にこの人いい人なんだなぁ
って、更にファンになってしまいました。
「壬生義士伝」のふたりは最高でした♪
原田芳雄、これまた渋いですね~。色んな役をこなされますよね!

投稿: でごいちママ | 2007年10月11日 (木) 07時09分

>でごいちママさま
本当に最近の邦画は馬鹿に出来なくなってきているのが現状です。どちらかというと、洋画がマンネリ化しているのでは・・・と思えるくらいですよ。古き良き時代が懐かしい(涙)。

最近の映画は、CGやワイヤーアクションをあまりにも取り入れ過ぎて、観てるこっちは辟易するものが多いですよね。でも、ここまであからさまにやってくれたら、却ってすっきりしましたよ(笑)。つか、CG・ワイヤーなしじゃ、絶対に成り立たない作品をチョイスしたのが良かったのか??^^;

佐藤浩一は「魚影の群れ」の頃からのファンで、若い時から父親譲りの才能をしっかり見せ付けてくれていました。父親である三國連太郎とは、色々確執が取り沙汰されていましたが、今ではどうなんでしょうね?同じく二世タレントの中井貴一も、佐田啓二と比べらて色々言われる事も多かったですが、最近はすっかり安定した良い役者になったと思います。どの世界も、偉大な親を持った子供は大変なんですよね~。でも、それをバネにして努力を惜しまない人こそ、成長して行けるんだと思います。それを証明してくれてる代表格の2人ではないでしょうか?

原田芳雄!彼については、もう何にも言う事がございません(うっとり・・・)。素敵です!素敵過ぎます!あの声に囁かれたい!かっちょえ~~~~・・・(悶死)。・・・シツレイしました^^;

PS.「壬生義士伝」、原作は浅田次郎なので読破していますが、映画をまだ観ていません(汗)。今度DVD借りて観ますね!^^

投稿: クロエ | 2007年10月11日 (木) 08時19分

あ、これも見ようか迷ってまだ見てない(^▽^;)
クロエさんのレビュー見て、見てみようかなぁって気になってマス。
原作のアニメを知らないので内容がよくわかってなかったのですが
その後に出た、ゲゲゲの鬼太郎と同レベルだと思い込んでたんですよね。

柴崎コウの役って、漫画でいう所のちっちゃい男の子ですよね。
漫画をマジマジ読んだ事はないんですけど、なんとなく絵は見た事が
あって、漫画のイメージとは違うなって感じだったんですが。
クロエさんが言うように妻夫木君がカバーしちゃってるんでしょうね、きっと( ̄m ̄* )

今度、見てみますよ~。

投稿: 花毬 | 2007年10月11日 (木) 16時00分

>花毬さま
そうです、花毬さんの仰る通り、その子です。映画版では、設定年齢を上げているんだそうです。主人公同士の年齢がつりあうようにとかとの事ですが、この点に於いては話題作りとしか思えませんね。私の感想としては、そのまんまの設定で充分だったと思うんですけど・・・。最近は、子役も上手い子が多いですよね。絶対その方が良かったと思うんですよ。「子供向けのアメコミ映画」と言うイメージから遠ざかりたかったんでしょうか??

とにかく楽しめた作品だったので、良かったら観てみて下さい^^ お子さんと一緒に楽しめるんじゃないでしょうか?男の子なら尚更です^^

投稿: クロエ | 2007年10月11日 (木) 22時54分

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